チューリップを水耕栽培したのですが、その栽培過程はカビとの戦い。
チューリップは、クロッカスやヒヤシンスなどとは違って、水耕栽培が難しい球根のようです。
いざ、花を育て始めるとだんだん愛着が湧いてくるもの。
カビが発生してしまうと、諦めて処分すべきか、もう少し粘ってみるか・・悩ましいところですよね。
そこで今回は、わたしが水耕栽培中に発生させてしまったカビと、カビ発生後のチューリップの様子をご紹介します。
チューリップ栽培の参考にしていただけると幸いです。
素敵な花が咲くことを願って・・
チューリップ水耕栽培の様子は、別の記事でご紹介しています。
\今回の栽培のポイント/
- 水耕栽培でチューリップの球根を育てていたらカビが発生
- 球根の中を見てみる
- 処分するか、育てるかの判断基準
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チューリップの球根を処分するかは、感触で決める
カビ発生時には、球根の触った感覚を確かめることが大事!
結論から言うと、チューリップにカビが発生したとき、処分するかもう少し育ててみるかの判断基準は触った感触です!
触った感触が柔らかかったら、中まで傷んでいる可能性が高いので、残念ですが処分することをおすすめします。
ブヨブヨしている場合はもちろん、柔らかく弾力が出てきたものも、花が咲く可能性は低いです。
発芽前に発生したカビ 水耕栽培
水耕栽培で育てるチューリップの球根は、発芽前からカビが発生しやすいです。
王道の土でのチューリップ栽培の場合、チューリップの球根は、土の中の暗い場所にいます。
なので、水耕栽培の場合も暗い場所で育てる必要があります。
暗い場所はどうしても風通しも悪くなってしまい、気づけばカビが発生・・
同じ場所で同時に球根を育てている場合、他の球根にもカビが広がる可能性があるで、早めの対応が肝心です!
わたしが育てていた球根も、水につけて6日ほど経ったころにカビが発生しました。
カビの程度が比較的少なそうなものの場合、表面のカビをティッシュで拭き取り、軽く水洗いすることで復活しました!
カビ発生→拭き取り1ヶ月後の球根の様子
無事、発芽できました!
カビが発生しても、ごく初期の表面的なカビであれば、ティッシュで拭き取り、水洗いすれば解決できる可能性が高い!
けれども・・
触って柔らかくなってしまっている球根は、明らかに痛んでいると判断できたので処分しました。
発芽後に発生したカビ 水耕栽培
日なたで育て始めて1ヶ月。
少し前からカビの存在には気づいていたのですが、だんだんカビの面積が広くなってきて、触った感じも少し弾力が出てきたので、カットして中の様子を見てみることにしました。
まずは、球根のカビ部分だけをスライスしてみると、中までカビは来ていないよう。
中までカビが浸透している感じではなかったので、今度は半分に切ってみました。
すると・・
30%のぼかし加工をしていますが、ご覧のとおりしっかりカビています。
この球根は、軽く押してみると少し柔らかい感じがしました。ぐにゅぐにゅや、ぶよぶよといった感じではなく、少し弾力のある程度。
カビが発生していて、触った感じが柔らかい弾力性を感じる球根は、中までカビが発生している可能性が高いと思われます。
水カビ 水耕栽培
チューリップの球根には、水カビというものが発生することがあります。
水が多過ぎたり、水の温度が高くなり過ぎると、水カビが発生しやすくなります。
水カビも他のカビと同様、同じ場所で栽培している他の球根にカビが広がってしまう可能性があるので、早めの対処を!
対処法も、他のカビと同様にテッシュなどで拭き取って、軽く水洗いでOK!
水カビは、透明なゼリー状のものです。
わたしの育てたチューリップに発生した水カビは、水温が上がり過ぎたことによるもの。
発生して数時間しか経っていなかったことと、早めに対応できたことで、他に広がらずに済みました。
カビには早めの対応が肝心。
チューリップの様子をマメにチェックしておくと変化に早く気づけるので、水換えのついでに球根の観察をしておくといいですね!
水入れから68日後の様子
一度カビが発生してしまうと、水で洗い流しても、またカビが発生するものが多いです。
芽は順調に伸びているのですが、根っこがふにゃふにゃになってきたり、根っこ自体が育たなかったり・・
しばらく様子を観察していましたが、一向に花が咲く気配なし。
というわけで、またまた中を確認してみました。
根っこがふにゃふにゃな球根の中
根っこがふにゃふにゃでハリがないチューリップの球根の中は、花芽が枯れていました。
このまま育てていても、花が咲くことはなかったですね・・
根っこが育たない球根の中
芽は伸びるけど、根っこが伸びないチューリップの球根は、花芽が育っていませんでした。
もう少し待てば、花芽が育ったのか、
それとも、このまま花芽が育つことはなかったのか・・
でも、2ヶ月以上経っても一向に根っこが伸びる気配がなかったので、もしかしたら、春化処理が足りなかったのかもしれませんね。
\チューリップ栽培65日間の記録はこちらの記事でご紹介しています/
春化処理期間が1ヶ月だったため、茎が伸びきらず、短いまま開花するものが多かったです。
春化処理期間は最低2ヶ月は確保した方が良さそうです。
チューリップ球根のカビ(水耕栽培)まとめ
チューリップの水耕栽培でカビが発生してしまった時は、触った感触が判断基準!
触ってみて柔らかく感じるものは、残念ながら中まで傷んでいる可能性が高いので、そのまま育てても成長が止まる可能性が高いです。
判断に迷った時は、球根の感触で!!
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