ネバネバ野菜の代表・オクラを室内で種から水耕栽培しました。
種まきから収穫までは、69日間。
今回育てたのは、ダイソーの作りやすい丸オクラです。
途中から、【アタリヤ】の丸オクラも栽培を始めたので一緒に育てています。
種まきから収穫までの期間は、69日間。
今回の栽培で、ポイントさえおさえればオクラは室内でも水耕栽培できることがわかりました♪
\オクラ栽培でわかったこと/
- オクラの室内室内水耕栽培は、光と風が重要
- オクラ室内栽培のメリットは、虫が発生しないこと
- デメリットは、花がきれいに咲きにくいこと
オクラの基本と育て方
オクラは、アオイ科の一年草で熱帯アフリカが原産地です。
オクラは、日本でも夏の定番野菜になっていますよね♪
オクラの育て方
発芽適温は25〜35℃で、生育適温は20〜30℃です。
オクラは日光を好む植物なので、十分な日光が当たる場所で育てることがポイントです。
種まきは4月下旬〜6月上旬が適期で、収穫は7〜10月下旬です。
オクラは嫌光性種子のため、発芽までは強い光の当たらない場所で育て、発芽までには5〜10日ほどかかります。
オクラの種は固いため、種まき前に10〜24時間ほど水につけておくと発芽しやすくなりますよ!
オクラは背が高くなるので、支柱を立てて、茎が倒れないように支えてあげましょう。
支柱を立てて誘引すると、安定して生長しますよ。
収穫は、花が咲いてから7〜10日後、果長が10〜13cmになったら行います。
オクラは成長が速いので、収穫タイミングを逃さないように注意!!
収穫時期が遅れると、実が硬くなってしまいます。
オクラは収穫すると株が枝分かれし、より多くの実をつけるので、収穫をこまめにすることで次々と花が咲き、長期間にわたり楽しめます!
オクラの水耕栽培
種まき(0日目)
今回は、ダイソーの作りやすい丸オクラを育てます。
スポンジとココピートに種まきしました。
オクラは嫌光性種子のため、発芽までは強い光が当たらない環境で育てます。
今回は、アルミホイルで遮光して、発芽までは種が乾燥しないように霧吹きで加湿しています(水道水)。
発芽(6日目)
オクラの種が発芽し始めたので、LEDライトの下に移動しました。
移植(8日目)
根っこが伸びてきたので、ペットボトルに移植します。
自作のペットボトル水耕栽培容器の作り方は、こちらの記事で解説しています。
根っこが十分伸び切っていないものは、いったん仮のプラカップに移植しました。
ここからは、500倍に希釈したハイポニカ液肥で育てます。
透明なつぶつぶの正体
茎や葉っぱの裏に透明なつぶつぶがたくさんついています。
室内栽培のため、虫の被害はないはず・・
調べてみると、これはオクラのネバネバの元になっているもの。
オクラの種類によっては、このつぶつぶがないものもあるようですが、たくさんついているのはオクラが元気に育っている証拠です!
外で栽培している場合、葉っぱの裏のつぶつぶは虫の卵の可能性も高いようなので注意が必要です!
害虫被害の心配をしなくていいのは、室内栽培の魅力だと実感しました♪
花芽が枯れる(41日目)
オクラを観察していると、花芽らしきものが黄色くなっています。
どうやら、うまく成長できずに枯れてしまったようです。
オクラの隣で枝豆を育っていたため、おくらにLEDライトが十分当たっていなかった可能性が・・
光量不足かな・・
オクラの隣で育てていた枝豆の記録はこちらの記事でご紹介しています。
支柱を自作(54日目)
ペットボトルのオクラは安定しているのですが、途中から栽培を始めたアタリヤの丸オクラの草丈が伸びて不安定になってきたので、支柱を立てることにしました。
こちらのオクラは、自作の水耕栽培容器で育てていたものです。
自作水耕栽培容器の作り方はこちらの記事で解説しています。
今回は、家にあったアルミワイヤーで支柱を自作しました。
確か以前ダイソーで購入していたものだと思います。
根っこが黒い
水換えの時に、オクラの根っこが黒っぽくなってきていることに気づきました。
同じ環境で育てているきゅうりの根っこは真っ白なのに・・
臭いも少しカビ臭いような気がします。
室温が25℃を上回る日が多くなってきたので、水温も上昇している可能性があります。
葉っぱの変色も気になり始めたので、ミニ扇風機とエアレーションポンプを1日に2〜3時間ほど使用するようにしました。
オクラのつぼみ(54日目)
オクラのつぼみが大きくなってきました。
オクラ開花?(58日目)
オクラの外側の花びらが見えているので、いつ開くのかと一日中待っていましたが、開く気配なし。
翌日には、そのまましぼんでしまいました。
開花?翌日のオクラ(59日目)
翌日、オクラの花びらを指で摘んでみると、スルッと抜けてしまいました!
やっぱりダメだったのかー
と思っていたところ、実がなっていることに気づきました!!
オクラの花は綺麗に開ききらなくても、中の実はしっかり育っているようです。
うまく育たずに途中で落ちてしまったつぼみの断面を切ってみると、花びらの下に実が待機していました。
オクラの収穫(69日目)
オクラの収穫時期の見極めは難しいです。
大きく収穫したいと欲張りすぎると筋張って固くなってしまうため、もう少し大きくしたいな・・という頃合いで収穫しました。
サッと茹でて刻んだら、白だしであえてかつお節をまぶしていただきました!
ねばねばがしっかり出ていておいしかったです♪
丸オクラは、筋も少ないため柔らかく食べやすかったです。
オクラが綺麗に開花
その後、オクラの草丈が伸びてくると、綺麗に開花してくれるようになりました。
オクラ水耕栽培の考察
オクラは室内でも育てられます。
ただし、オクラの花は初めのうちはきれいに開花しないかも・・そして、光と風通しには注意が必要です。
害虫被害を気にしなくていいのが、室内水耕栽培の魅力です♪
オクラは光が大好き
室内だと光量が足りないのか、花がうまく咲かないことも多いです。
ただ、オクラは花びらがしっかり開かなくても、実はちゃんと大きくなります!つぼみが大きくなれば実も育っているので収穫まで辿り着けますよ♪
でも、オクラの花は野菜の中でもとても華やかなので、できればきれいに咲くところが見たいですよね・・
今回の栽培では、はじめの2つの花はうまく咲きませんでしたが、その後、オクラの草丈が成長すると3つ目以降のつぼみはきれいに開くようになってきました!
もしかしたら、光量が十分でなかった可能性があります。
オクラの花がきれいに開かなかった時のLEDライトとの距離は34cm。
オクラの花がきれいに開くようになったのは、LEDライトとの距離が23cm以内になってから。
スチールラックなどで栽培している場合は、LEDライトとの距離を調整しながら育てることをおおすすめします!
オクラは多湿が苦手?
風通しが悪い場所で育てる場合は、サーキュレーターやミニ扇風機などをうまく活用してください。
また、根っこもカビやすいです。
水の温度が高くなりやすい環境の場合は、エアーポンプを一日に数時間使用するとカビが発生しにくくなります。
まとめ オクラの水耕栽培記録 種から初収穫までの69日間
今回は、ダイソーとアタリヤの丸オクラを自作ペットボトルと、自作水耕栽培容器で育てました。
\今回の栽培のポイント/
- オクラを完全室内水耕栽培で育てる
- 種まきはスポンジとココピート
- 発芽後はスポンジ培地に移植
- 発芽後はハイポニカ液肥で育てる
- LEDライトを一日7〜10時間使用
オクラは、光量を風通しの環境を整えれば、室内でも水耕栽培できることがわかりました!
\オクラ栽培でわかったこと/
- オクラの室内室内水耕栽培は、光と風が重要
- オクラ室内栽培のメリットは、虫が発生しないこと
- デメリットは、花がきれいに咲きにくいこと
興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください♪