きゅうりが曲がるのはなぜ!?原因と対策を解説!美味しくまっすぐ育てる方法

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家庭菜園で人気のきゅうり

毎日成長を見るのが楽しみですよね♪

でも、

「あれ?きゅうりが曲がってる!?」なんて経験はありませんか?

せっかく育てたきゅうりが曲がっていると、がっかりしますよね。

きゅうりが曲がる原因は主に3つです。

  • 水不足
  • 肥料不足
  • なり疲れ

きゅうりの曲がり方は、原因によって特徴があり、対策方法もそれぞれ違います。

でも、大丈夫!
原因と対策をきちんと理解すれば、まっすぐなきゅうりが育てられますよ!

この記事では、きゅうりの曲がり方別の対策方法を解説しています。

土壌栽培と水耕栽培では対策が変わってくるため、土壌栽培・水耕栽培それぞれの対策をご紹介します。

この記事を読んで、曲がったきゅうりとは卒業・・美味しくまっすぐなきゅうり収穫を楽しみましょう♪

わたしは、完全室内の水耕栽培で野菜を育てています♪
これまで育てた野菜は15種類以上。
室内の省スペースで、マイペースに野菜作りを楽しんでいます。

きゅうりの室内栽培にご興味のある方は、こちらの記事も!

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きゅうりが曲がる原因をチェック!

まずは、曲がったきゅうりは食べられます!!

きゅうりが曲がるのは病気ではないので、もちろん美味しく食べられます。

でも、せっかくならまっすぐに育てたいですよね。

きゅうりが曲がる原因は、大きく分けて3つ!

  • 水不足
  • 肥料不足
  • なり疲れ

① 水不足

きゅうりは約95%が水分でできています。

そのため、水不足になると生育が阻害され、果実が十分に成長できずに曲がってしまうことがあり、気温が高く乾燥しやすい時期は、特に注意が必要です!

肥料不足

きゅうりは、生育に多くの栄養を必要とする野菜です。

そのため、肥料不足になると果実の成長が遅くなり、曲がったり細くなったりすることがあります。

特に、窒素、カリウム、マグネシウムなどの栄養素が不足すると、きゅうりの曲がりが発生しやすくなります。

③ なり疲れ

きゅうりは、放っておくとどんどん実をつけますが、一度にたくさんの実をつけ過ぎると、生育が衰え、果実が曲がったり、小さくなったりすることがあります。

植物が栄養を果実に集中させることができず、成長が阻害されるためです。
この状態を「なり疲れ」といいます。

【土壌栽培】きゅうりの曲がり方別対策

きゅうりは曲がり方によって、原因と取るべき対策が異なります。それぞれの症状に合わせた対策をすることで、まっすぐなきゅうりを育てることができますよ♪

  • 尻細り
  • 細いまま
  • 大きくならない

① 尻細り

尻細りとは、きゅうりの先端が細くなり、尻の部分が太くなった状態のことです。

尻細りきゅうりの主な原因は、水不足です。

対策

土壌が乾いたら、たっぷりと水やりを行いましょう。

特に、気温が高く乾燥しやすい時期は、朝晩の比較的涼しい時間帯に、1日2回程度の水やりが必要になります。

きゅうり栽培にはマルチングが必須!!

マルチング材を敷くと、土壌の乾燥防止にもなりますよ。

また、水不足によって栄養分の吸収が悪くなっている可能性があります。追肥を行い、不足している栄養を補給します。

② 細いまま

曲がったきゅうりが細いままで大きくならない場合は、肥料不足が考えられます。

対策

窒素、カリウム、マグネシウムなどの栄養素を含む肥料を与えましょう。

土壌の栄養状態が悪い場合は、堆肥や腐葉土を混ぜて土壌改良を行います。

③ 大きくならない

きゅうりが大きくならない場合は、なり疲れや栄養不足の可能性があります。

対策

きゅうりのツルが伸びすぎると、栄養が分散してしまい、果実の成長が遅くなります。ツル先を摘み、栄養を果実に集中させましょう。

また、果実の間引きを行うことで、残った果実に栄養が行き渡りやすくなります。

節なりきゅうりは節ごとに実がつきますが、一節に2つの実がなることがありますよね。

2つとも上手に育ってくれればいいのですが、なかなかうまく育ってはくれないもの。

そんな時は、育ちの悪い方を間引きすることで、残った1本に十分な栄養が行き渡らせられるようになります。

そして、きゅうりの曲がりは小さいうちから症状がで始めるため、実がまだ小さいうちに摘果するのも有効な対策の一つで、株への負担を減らせますよ!

土壌栽培におけるきゅうりが曲がる原因と対策

曲がり方原因対策
尻細り水不足水やりをこまめに行う、マルチング、追肥
細いまま肥料不足追肥、土壌改良
大きくならないなり疲れ摘心、間引き

その他の対策③

さらに、以下の3つのポイントを意識することで、曲がったきゅうりを減らすことができます。

  • 支柱を設置する
  • 風通しをよくする
  • 病害虫の発生を防ぐ

①支柱を設置する

きゅうりがツルを伸ばして成長するため、支柱を設置して支えましょう。

②風通しをよくする

収穫後の枯れ葉などをこまめに取り除き、風通しをよくしましょう。

③病害虫の発生を防ぐ

病害虫は、きゅうりの生育を阻害し、曲がりの原因となることがあります。

こまめに観察し、適切な対策を行いましょう。

【水耕栽培】きゅうりが曲がる原因と曲がり方

「水耕栽培なら大丈夫!」と思いきや、実は水耕栽培でもきゅうりは曲がってしまうことがあるんです。

水耕栽培におけるきゅうりの曲がりも、水不足や肥料不足、成り疲れが主な原因となります。

原因

① 水不足

水耕栽培では、根が常に水に浸かっている状態です。
なので、水不足とは無縁かと思いますが、水位が低すぎたり、水質が悪化したりすると、根が十分に水分を吸収できず、きゅうりが曲がってしまうことがあります。

肥料不足

水耕栽培は、液肥を混ぜた水で植物を育てます。
けれども、液肥の濃度が低すぎたり、必要な栄養素が不足したりすると、きゅうりが十分に成長できず、曲がったり、細くなったりすることがあります。

③ なり疲れ

水耕栽培でも、一度にたくさんの実をつけると、植物が栄養を果実に集中させることができず、成長が阻害され、果実が曲がったり、小さくなったりすることがあります。

曲がり方

水耕栽培でもきゅうりは曲がり方によって、原因と取るべき対策が異なるため、それぞれの症状に合わせた対策が必要です。

  • 尻細り
  • 細いまま
  • 大きくならない

【水耕栽培】きゅうりの曲がり方別対策

① 尻細り

尻細りとは、きゅうりの先端が細くなり、尻の部分が太くなった状態のことで、水不足や根の生育不良が主な原因です。

水位が低すぎると、根が十分に水分を吸収できないため、水位が常に根の8割くらいまで浸かるように調整しましょう。

きゅうりは予想以上に水分を必要とするため、他の野菜より水位は高めの方がいいです。

また、 水質が悪化すると根の生育が阻害され、水分吸収が悪くなります。

定期的に水替えを行い、水質を清潔に保ちます。

水は全交換・週に2〜3回の交換が目安ですが、最低でも1週間に1度は交換してください!

 水槽にエアレーション装置を取り付けるのもおすすめです。
水中に酸素を供給することで、根の生育がよくなります。

根が腐ったり、生育不良を起こしていないか定期的に確認しましょう。

状態によっては、根の剪定や植え替えも必要となります。

② 細いまま

曲がったきゅうりが細いままで大きくならない場合は、肥料不足が考えられます。

液体肥料の濃度が、適切かどうかを確認しましょう。


水耕栽培では、液肥を混ぜた水で野菜を育てますが、液肥の種類によって希釈倍率は違います。

例えば、ハイポニカ液肥の場合、500mlの水道水にA液とB液という2種類の液肥をそれぞれ1mlずつ混ぜて使います。

なるべく正確に希釈することで、液肥の効果を最大限生かすことができますよ!

また、作った時の液肥濃度は正確でも、水の蒸発やきゅうりの状態などにより、翌日には肥料バランスが崩れてしまっていることがあります。

肥料濃度はECメーターで確認できます。

肥料濃度が低くなっている場合は液肥を交換・追加、高くなっている場合は薄めて調整してください。

水耕栽培用の肥料には、野菜の成長に必要な窒素・リン・カリウムなどの栄養素がバランスよく配合されているので、基本的に追加の肥料は不要です。

 液体肥料を有効に使うことで、きゅうりが効率よく栄養を吸収できます。

③ 大きくならない

きゅうりが大きくならない場合は、なり疲れや光量不足の可能性があります。

きゅうりのツルが伸びすぎると、栄養が分散してしまい、果実の成長が遅くなります。ツル先を摘み、栄養を果実に集中させましょう。

果実を間引きすることで、残った果実に栄養が行き渡りやすくなります。

そして、きゅうりは日当たりの良い場所を好みます。

そのため、室内栽培の場合は特に、光量が足りなくなることが多いです。

LED照明などを活用して光量調整をしながら育てれば、室内でも十分な光を確保できます。
一日に8〜10時間程度使用します。

水耕栽培は、土壌栽培のように土の手入れや害虫被害に悩まされることはありませんが、環境への配慮が必要になります。

温度や湿度、光量などの変化に注意し、適切な環境を維持することできゅうりの曲がは減らせますよ♪

水耕栽培でキュウリが曲がる原因と対策

曲がり方原因対策
尻細り水不足、根の生育不良水位調整、水質管理、エアレーション、根のチェック
細いまま肥料不足、カルシウム不足肥料の濃度チェック、カルシウム補給、液肥活用
大きくならないなり疲れ、光量不足摘心、間引き、光量調整

まとめ

きゅうりが曲がる原因は主に3つあります。

  • 水不足
  • なり疲れ
  • 肥料不足

きゅうりの曲がり方の特徴

  • 尻細り
  • 細いまま
  • 大きくならない

【土壌栽培の曲がり方別対策】

曲がり方原因対策
尻細り水不足水やりをこまめに行う、マルチング、追肥
細いまま肥料不足追肥、土壌改良
大きくならないなり疲れ摘心、間引き

さらに、以下の3つのポイントも意識することで、曲がったきゅうりを減らすことができます。

  • 支柱を設置する
  • 風通しをよくする
  • 病害虫の発生を防ぐ

①支柱を設置する

 きゅうりはツルを伸ばして成長するため、支柱を設置して支えましょう。

②風通しをよくする

 収穫後の枯れ葉などをこまめに取り除き、風通しをよくしましょう。

③病害虫の発生を防ぐ

 病害虫は、きゅうりの生育を阻害し、曲がりの原因となることがあります。こまめに観察し、適切な対策を行いましょう。

【水耕栽培の曲がり方別対策】

曲がり方原因対策
尻細り水不足、根の生育不良水位調整、水質管理、エアレーション、根のチェック
細いまま肥料不足、カルシウム不足栄養液濃度チェック、カルシウム補給、液肥活用
大きくならないなり疲れ、光量不足摘心、間引き、光量調整

これらの対策を行うことで、曲がったキュウリからは卒業し、美味しくまっすぐなキュウリを収穫ができるようになりますよ♪

この記事が、きゅうり栽培のお役に立てれば幸いです♪

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