ハイドロカルチャーは、土ではなく水を使って植物を育てる栽培方法です。
その手軽さと清潔さからSNSを中心として人気が高まっていますよね。
けれども、この方法が植物にとって本当に良いのか、疑問を持つ方も少なくないようです。
ネット上では「ハイドロカルチャーは植物がかわいそう・・」などといったマイナスの意見も、ちらほら見かけます。
わたしも現在、FLOWER
そこで、ネットで見かけた意見が気になってしまい、ハイドロカルチャーで植物を育てることのメリットとデメリットを考えてみました!
ハイドロカルチャーは生活スタイルで選ぶべし!!
まずは結論から・・
ハイドロカルチャーは「かわいそう」というわけではなく、ハイドロカルチャーでも植物は元気に育ちます。
なので、植物の育て方は、自分の生活スタイルに合った方法を選ぶことが大切です!!
土で育てると、自然に近い環境で植物を育てられる反面、土の管理や水やりを手間に感じることがあります。
それに対してハイドロカルチャーは、水の管理がしやすく部屋を清潔に保つことができるため、忙しい人や植物の管理に手間をあまりかけられない人にはぴったりの育て方です。
土かハイドロカルチャーかは、自分のライフスタイルやお世話の頻度に合わせて選ぶのがおすすめ!
土栽培とハイドロカルチャー、それぞれのメリットとデメリットを理解し、無理なく育てられる方法を選びましょう!
我が家のコーヒーの木も順調に成長中♪
ハイドロカルチャーのメリット
さっそくですが、ハイドロカルチャーのメリットは主に3つ!
- 虫がわきにくい
- 手間がかからない
- インテリアとしの魅力
①虫がわきにくい
土を使って植物を育てると、虫とのお付き合いが避けられませんよね。
インテリアにグリーンを取り入れたいけど、虫の発生が気になってためらっている方も多いのではないでしょうか?
完全室内で育てていても、購入前の環境で土に虫の卵が産み付けられていることがあり、土栽培は虫の発生率がとても高いんです。
その点、ハイドロカルチャーは、虫の発生がほとんどありません。
もちろん100%ない!・・とは言えませんが、土の栽培に比べると虫の発生率は格段に低いです。
わたしは以前、室内でアイビーを一年ほど育てていたことがあります。水換えの頻度は基本的には毎日、少なくとも3日に1回のペースでしたが、虫が発生したことはありませんでした。
②手間がかからない
土での栽培は、土の手入れや肥料管理の手間がかかります。
植物が元気に育つためには適切な栄養が欠かせないため、マメに土の栄養状態をチェックし、定期的に肥料の追加をする必要があります。
その点、ハイドロカルチャーのお世話は、週に数回の水交換のみでOK!
植物栽培の初心者や、家事や子育てに忙しいママでも、手間がかからず気軽に取り入れやすいのがハイドロカルチャーのメリットです。
③インテリアとしての魅力
ハイドロカルチャーは、見た目の美しさからおしゃれなインテリアとして人気がありますよね
透明なガラス容器で育てれば、美しく育った植物の根っこを観察しながら植物の成長が楽しめます♪
ハイドロカルチャーは、機能性とデザイン性を兼ね備えた、暮らしにマッチするおしゃれインテリアアイテムとして活用されています。
ハイドロカルチャーのデメリット
魅力的なハイドロカルチャーですが、ハイドロカルチャーで植物を育てる際にはいくつかのデメリットがあり、注意しないと植物の成長に影響を与えることがあります。
- 水質管理の難しさと根腐れのリスク
- 光不足による生育不良
- 植物の種類が限られる
①水質管理の難しさと根腐れのリスク
ハイドロカルチャー栽培は、根が常に水に浸っているため、酸素不足によって根腐れ起こすリスクがあります。
水替えを怠ったり、水の酸素供給が不十分な場合、根腐れが進行しやすくなります。
酸素不足や根腐れ予防のためには、最低でも3日に1回程度は水を全交換しましょう!
②光不足による生育不良
植物は光合成によって成長するため、光が十分でないと健康に育ちません。
そのため、ハイドロカルチャーで育てられる植物は、室内の光量不足によって成長が妨げられることがあります。
たとえば、北向きの部屋や日差しが入らない場所に置かれた植物は、葉が黄色くなり、成長が遅くなることがあります。自然光が十分に届かない環境では、植物は光合成ができず大きく育つことが難しいのです。
特に窓辺から遠い場所のような光の届きにくい環境で植物を育てることは、光を必要とする植物にとって過酷な状況とも言えます。
室内の暗い場所で育てられる植物は、本来の力を発揮できずに、その姿は見るに忍びない・・
ハイドロカルチャーで植物を育てるのがかわいそう。
という意見があるのも事実です。
週に数回は、日当たりのいい場所窓辺に移して積極的に日光浴させてあげましょう。
また、植物育成用のLEDライトを使用すれば光不足を補うことができますよ!
③植物の種類が限られる
全ての植物がハイドロカルチャーに適しているわけではありません。
土を好む植物や大きく成長する植物は、ハイドロカルチャーに向かない場合が多いです。
例えば、多肉植物やサボテンなどの乾燥を好む植物は、水が多い環境では根腐れしやすくなります。
また、大型の観葉植物も根が伸びすぎて容器に収まりきらないことがあり管理が大変になることも。
ハイドロカルチャーでは、適した植物を選ぶことが重要です。育てられる植物の選択肢が限られてしまうため、好みの植物を育てられない場合があります。
まずは、植物の生育環境を調べてハイドロカルチャーに向いている植物を選ぶことが大事!
フェイクグリーンという選択肢
いくらお手入れが楽とは言っても、ハイドロカルチャーでも週に数回の水換えのお世話は必要です。
やっぱり育てるのに自信がない・・という方は、フェイクグリーンも選択肢のひとつ!!
ハイドロカルチャーのメリットを享受して、さらにデメリットに悩まされることもなく植物の美しさを楽しみたい方には、フェイクグリーンもおすすめ!
フェイクグリーンは、手間がかからず衛生的であり、インテリアとしてのデザイン性も高いというハイドロカルチャーの特徴をもちながらも、リアルな質感で魅力的です。
フェイクグリーンなら、お手洗いや玄関にも光量不足や成長不良を気にすることなく置けて、当然土の手入れや水換えも必要なし!!
手入れが不要なため、ストレスフリーに美しい緑を楽しむことができますね♪
特に、子供やペットがいる家庭や、仕事で忙しい方々にとっては、フェイクグリーンも選択になるのではないでしょうか。
まとめ ハイドロカルチャーのメリット・デメリット
ハイドロカルチャーのメリットは主に3つ!
- 虫がわきにくい
- 手間がかからない
- インテリアとしての魅力
ハイドロカルチャーは土を使わないため、虫がわきにくく、お手入れも週に数回の水換えのみです。
ガラス容器で育てれば、インテリアとしてお部屋をおしゃれに演出してくれますが、デメリットが気になる方も多いはず。
- 水質管理の難しさと根腐れのリスク
- 光不足による生育不良
- 種類が限られる
これらのデメリットを理解し、適切な管理を行うことで、ハイドロカルチャーでも健康な植物を育てることは可能です。
そして、室内栽培という環境上、光不足による生育不良や育てる種類が限られるというデメリットがあるため、植物のことをしっかりとリサーチしてから育てはじめることが肝心です。
ハイドロカルチャーのメリットを生かしながら、もっと手軽にグリーンを楽しみたい方には、フェイクグリーンもおすすめ。
暮らしにグリーンを取り入れることは、心身の健康に良い影響を与えるだけでなく、生活空間をより豊かにしてくれるので、積極的に取り入れてみたいですね♪