きゅうりの水耕栽培をペットボトルでしてみました。
種まきから最初の収穫までにかかった期間は64日。
結果・・
以前ベランダで土栽培した時には、害虫被害に悩まされましたが、今回は虫の被害がゼロ!
きゅうりは適切な時期に摘芯することで、室内でも十分育てられることがわかりました♪
ただ、ペットボトルだと根っこが窮屈そう。きゅうりの実はできたけど、なかなか大きくならない。
今回は、DAISOで購入した種をペットボトルで水耕栽培した時の様子をご紹介します。
きゅうりは生育が良く、根っこもよく育ちます。なので、ペットボトルでは窮屈過ぎたようです。
今回育てたきゅうりはこちら↓
DAISOで購入した、2袋110円のきゅうりの種
室内栽培にはミニきゅうりもおすすめ
\今回の栽培のポイント/
以前ベランダで土栽培した時には、害虫被害に悩まされましたが、今回は虫の被害はゼロ!きゅうりを育ててみたいけど、虫が苦手・・という方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください!
きゅうりの基本と育て方
きゅうりは、ウリ科キュウリ属に分類されます。主な生産地はインドや中国、国内では群馬県・千葉県などがきゅうりの産地として有名です。
きゅうりは、家庭菜園の定番野菜ですよね♪
発芽適温は25〜30℃で、生育適温は20〜25℃。
温暖な気候を好むため、極端な暑さ寒さには弱い野菜です。
- 種まきから4〜5日で発芽
- 本葉が4〜5枚になったら移植
- 5〜6節までの芽と子ヅルは摘んでいき、丈夫な親ヅルになることを優先する
- その後、背丈(150〜180cm)頃になれば、親ヅルの摘芯をして、引き続き収穫まで育てる
きゅうりには栄養がない⁈
きゅうりはカロリー(発熱量)の最も低い果実としてギネスに認定されています。
きゅうりの実は95%が水分でできているため、ほうれん草やブロッコリーなど他の野菜に比べれば低いです。でも、ビタミンK・C、カリウムマグネシウムなどの栄養素もちゃんと含まれていますよ!
水分たっぷりのきゅうりは、熱中症対策の水分補給にぴったり!
また、低カロリーでお腹が満たされるので、ダイエット中にもおすすめの食材です!
きゅうりのペットボトル水耕栽培
きゅうりは、以前ベランダで土栽培した経験がありますが、虫がたくさん発生して、虫嫌いの家族から大不評でした。
今回は、完全室内の種から育てる水耕栽培なので虫の心配はありません♪
4月7日から栽培を始めました。
この頃の室内の日中の平均気温は23〜26℃前後で、夜間も20℃を下回ることはありません。
種まき(0日目)2024.4.7スタート
ココヤシガラ(ココピート)とスポンジに種まきしました。
きゅうりの種は嫌光性のため、アルミホイルをかけて発芽を待ちます。
発芽(2日目)
芽が出てきました。
移植(5日目)
根っこが伸びてきたので、ペットボトルに移植します。
ペットボトル水耕栽培容器の作り方はこちらの記事でご紹介しています。
移植後は液体肥料で育てます。
成長の様子(13日目〜)
葉っぱと根っこの様子(21日目)
光が強過ぎるかな・・
葉っぱの色が変色している部分が出てきたので、光が強過ぎるのかな?と思い、場所を移動して、光の量を調整しました。
葉焼けかな?
葉っぱの裏を見ても、虫の心配はなさそうなので経過観察・・
芽が出てきた(31日目)
節から新しい芽が出てきています。
本当は、この辺りで芽を摘んでおく方がのちに実のつきが良くなるようです。
でも、そのまま放置。
オクラときゅうり
同時期に育て始めたオクラと、ぱっと見見分けがつかないようになってきました。
よく見ればちゃんと見るとわかりますね!
茎に色がついている方がオクラです。
雄花の開花(35日目)とミニきゅうり
きゅうりはぐんぐん成長します。
朝起きると他の野菜にツルが巻き付いていることも・・
前日に見つけていた雄花のつぼみが開花しました。
ミニきゅうりを発見しました!
花の下にミニきゅうりが付いているものは雌花で、これが大きくなったら収穫物のきゅうりになります。
雄花とツルの成長(36日目〜)
雄花と雌花がぐんぐん成長しています。
このあたりで、計画的にツルの誘引や整枝をしっかりしておけばよかったのですが・・ほったらかしにしていたため、のちにジャングル化します。
雄花が多すぎない?(43日目)
きゅうりは、雄花:雌花の割合が3:1程度が理想。
でも、なんか雄花の数が多い気がします。
雄花:雌花6:1くらいあるかも・・
雄花が多くなる原因については、こちらの記事で詳しく解説しています。
続々とミニきゅうり出現(44日目〜)
ミニきゅうりがたくさんできてきた!
きゅうりのジャングル化(47日目)
計画的にツルの誘引や整枝をしておけばよかったのですが・・ほったらかしにしていたため、ジャングル化してしまいました。
ミニきゅうりを切ってみる(55日目)
最初のミニきゅうりが開花して1週間以上経ちますが、きゅうりは一向に大きくなる気配がありません。
まだまだミニサイズですが、摘果を兼ねてきゅうりを収穫してみることに。
切ってみても、そのまんまきゅうり
香りはほのかに香る程度。でも、確かにきゅうりの香り!
食べてみると・・
細胞までミニサイズのきゅうりでした。
きゅうりをそのまま、ぎゅっと小さくした感じ。
きゅうりは育ってるけど、どうすれば大きくなるんだろう?
親ヅルの摘芯とツルの誘引・芽かき
ジャングル化したきゅうりのツルが、他の野菜たちに絡みつくことが多くなってきたので、ようやく親ヅルの摘芯とツルの誘引・芽かきを行いました。
きゅうりの苗は、スチールラックの1段目に置き、2段目に誘引。
きゅうりの経過(58日目)
摘芯を行ったせいか、雌花の数が多くなってきました!
実も少し大きくなったかな?
でも、きゅうりは一般的に花が咲いてから1週間で収穫できるそうなので、開花から8日経ってこのサイズは、相変わらず成長が遅い・・
EC値を測ってみる
きゅうりは他の野菜に比べて液肥の減りが早いので、もしかしたら肥料バランスが崩れているのかも?
そこで、ハイポニカは、500倍希釈のもので1200程度になるようになっているようです。
作りたてのEC値は1346だったのに、翌日には494になっていました。
雄花が多い時の対処法やEC値については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ペットボトルから食品タッパーに引越し(59日目)
草丈がどんどん伸びるきゅうりは、根っこもぐんぐん伸びます。
ペットボトルだと根っこがぎゅうぎゅうになってしまいました。
きゅうりの実が成長しきれないのは、根っこの窮屈さもあるかもしれないと思い、ペットボトルから少し大きめの食品タッパーにお引越ししてもらいました。
きゅうりの経過(60日目)
お引越し後の翌日、変わりなく順調のようです。
朝には溢液(いつえき)と思われる水もありました。
溢液(いつえき)とは
植物体内から分泌された水分で、根っこの状態が良いと朝見ることができるもの。
きゅうり自体も、成長スピードが上がってきた気がします♪
あと数日で収穫できそうな予感。
収穫(64日目)
きゅうりを初収穫しました♪
はじめのウチは小さめで収穫する方が、苗への負担が少なくなって、結果的に長い期間たくさん収穫できるようになります。
なので、最初は12cmくらいで収穫。
まとめ きゅうりのペットボトル水耕栽培64日の記録
今回は、きゅうりの室内ペットボトル水耕栽培に初めて挑戦しました。
種まきから初収穫まで64日。
以前ベランダで土栽培した時には、害虫被害に悩まされましたが、今回は虫の被害はゼロ!
種から育てる完全室内の水耕栽培は、害虫に悩まされることがないので、虫が苦手な方に特におすすめです!
きゅうり生育が旺盛な野菜のため、みるみる育ちます。
でも、適切なタイミングで摘芯やツルの誘引・芽かきをすることで室内でも十分育てられることがわかりました♪
ただ、ペットボトルでは根っこが窮屈になるので、実が大きくなり辛いかもしれません。
きゅうりの栽培は、ペットボトルより大きめのタッパーなどがいいかもしれません。
こちらの記事でご紹介している自作の水耕栽培容器もおすすめですよ!
\100均グッズだけで作れます/
採れたてのきゅうりは本当にみずみずしくて美味しいです♪
きゅうりの種まきから初収穫までは64日。
興味のある方はぜひチャレンジしてみてください!
次回はミニキュリにも挑戦したいと思います!
苗から育てたい方はこちら・・