カラフルで、かわいいパプリカ。
サラダや炒め物など、生でも加熱でもおいしいパプリカは、色んな料理に使えますよね♪
ところで・・
パプリカは、水耕栽培で育てられるのでしょうか?
今回は、パプリカの水耕栽培にチャレンジしてみました。
結果は・・
パプリカは、水耕栽培できる!
だけど、光の量に注意!!
最初の実が完熟するのにかかった期間は124日間!
今回わたしが育てたのは、藤田種子さんのミニパプリカです。
次回は、サカタさんのフルーツパプリカセニョリータミックスもチャレンジしてみたい♪
何色ができるか楽しみ!
\今回の栽培のポイント/
- ミニパプリカを水耕栽培で育てる
- 20℃前後に完全室内で育てる
- 培地はココピートを使用
- 液肥は500倍希釈のハイポニカ
- LEDライト照射(1日に8〜12時間)
パプリカは赤色のほうがいい?
まずは、パプリカの概要から。
パプリカは、ピーマンと同じ分類にあたる、ナス科トウガラシ属の野菜。
ピーマンは未熟な状態で収穫したもので、パプリカは完熟果実になってから収穫します。
だから、
ピーマンには青くさい苦味があって、パプリカにはフルーティな甘みがあるんですね。
カラフルな赤や黄が特徴的なパプリカは、見た目だけでなくビタミンCが豊富なことでも有名です。
ところで、
赤色と黄色どっちがビタミンCを多く含んでいると思いますか?
答えは、赤色の方なんです!
意外じゃないですか?
ビタミンCといえば黄色のイメージ。
わたしは、てっきり黄色だと思っていました。
でも、確かにパプリカは赤の方が栄養豊富と聞いたことがある気がする。
ピーマン類 | ビタミンC (mg) | ビタミンB2 (μg) | ビタミンB6 (mg) | 葉酸 (μg) | β-カロテン (μg) |
果実/赤 | 170 | 0.14 | 0.37 | 68 | 940 |
果実/黄 | 150 | 0.03 | 0.26 | 54 | 160 |
パプリカの水耕栽培【実践】
では、さっそくパプリカの成長過程を、6つの過程にわけてご報告します。
- 種まき
- 発芽
- 定植
- 開花
- 結実
- 完熟期
種まき
ココピートに種まき
種まきは、ココピートにしました。
ココピートについては、別記事で解説予定。
今回使ったのは、こちらのココピートです。
水でふやかすだけですぐ使えるので、初めてココピートをお試ししたい方におすすめ!
パプリカの種は、パプリカの中にある種そのもの。
当たり前だけど・・パプリカの実の中に入ってる種、そのまんまでした。
ココピートの上に3粒のせたら、タネが乾燥ないように軽く埋めました。
上から霧吹きで水分補給します。
パプリカの種は、光が苦手なので発芽までは光の当たらない暗い場所で育てます。
アルミホイルで囲った、お手製育苗ボックスの中で発芽を待ちました。
発芽までは、種が乾燥しないように!
乾きを感じたら霧吹きなどを使って水分補給して、湿度を保ちます。
霧吹きがあると便利ですよ!
発芽
パプリカの成長は比較的ゆっくり
発芽まで1週間ほどかかりました。
種の発芽率は66%
種の袋には75%とあったので、今回の発芽率は若干低めかな。
発芽後のパプリカは明るい場所で育てます。
育苗ボックスは卒業。
LEDライトの下に移動します。
定植
根っこが育ってきたら定植し、液肥入りの水で育てる
無事育ってきた一株を定植しました。
パプリカの苗をココピートから優しく取り出して、カットしたスポンジに挟みます。
穴を開けたプラカップにスポンジごと入れて水耕栽培容器にセット。
わたしは、栽培容器を自作していますが、ペットボトルを使った栽培方法もおすすめです。
ペットボトルを使った水耕栽培の方法は別記事で紹介予定。
発芽までは水だけで育ててきましたが、ここからは500倍に薄めたハイポニカで育てます。
根っこが浸かり過ぎないように気をつけます。
水耕栽培は根腐れが起こりやすいです。
なので、根っこの様子を見ながら水の量を調整をして育てます。
水はつぎ足しではなく、全交換がおすすめです!
なぜなら、液体肥料の影響で、結晶のようなものができたり、汚れが目立ってくるため。
カビの発生も防げます!
パプリカの成長や水分の減り方に合わせて、だいたい1週間に1回くらいのペースで水の交換をしていました。
そして汚れが気になったときは、容器も洗います。
発芽後のパプリカは、光をたくさん浴びた方が発育が良いことがわかりました。
この時期は、HaruDesignさんの植物育成LEDライト GL-X 6K を利用しています。
パプリカ中心にスポット照射しています。
当て過ぎて葉焼けすることも・・
微調整を繰り返し育てています。
開花
パプリカは自家受粉で育つ
花が咲きました!
パプリカは小ぶりな白い花で、下向きに咲くようです。
自家受粉(自分で受粉)するようで、人工的な受粉はしていません。
一番花は後の実が小さくなってしまうので、摘み取った方がいい。との情報もありましたが、家庭菜園なので、特に摘花はしませんでした。
結実
花がしぼんでくると、小さな実が見えてきました。
光の量が足りていないのか、比較的ゆっくり大きくなりました。
パネル型のLEDライトを導入
この頃、LEDライトを新たに購入しました。
購入したLEDライトはBRIM(ブリム) さんのPANEL A 植物育成ライト
栽培スペースが狭くなってきたので、ワゴンからスチールラックにお引越し。
それに伴い、ライトをパネル型にしました。
光の量を測る機械がないので正確にはわかりませんが・・
パプリカにも光が多く当てられるようになったようです。
止まっていた開花が再開。
花が次々咲き始めました。
実も、ひと回り大きくなってきたようです。
完熟期
意外⁈
先っちょから赤くなってきた!
実の方もじわじわ色付いてきました。
種まきから124日目、ついにはじめの1個が完熟しました♪
収穫
初収穫は2個。
とっても小さなパプリカができました。
サラダの彩りにトッピングしてみました。とっても小さいけど、じっくりゆっくり育ったせいか、味は濃厚で甘みがすごかったです。
その後、2回目に収穫したパプリカは3個。
2度目の収穫時は栽培スペース確保のため、完熟する前に収穫したものもあります。
ぬか漬けにしてみると、甘みがさらに増してとっても美味しかったです。
\90分でぬか漬けができる【かんたんぬか美人】を使ってパプリカのぬか漬けに挑戦しました/
また新芽が育ってきていたのでもったいなかったのですが、なくなく今回の栽培は終了・・
パプリカは水耕栽培できるのか⁈ まとめ
今回は、ミニパプリカの水耕栽培にチャレンジしました。
パプリカは、水耕栽培できます。
けれども、光量には注意が必要!!
今回の栽培で、一番最初の実が熟すまでにトータルでかかった期間は・・124日。
光が確保できればもっと早いはずです!
パプリカを完全室内で水耕栽培する場合は、LEDライトが必須です。
パプリカの水耕栽培成功のは光の量にあり!!
パプリカを栽培するのにおすすめのライトは、パネルライト。
パネル型のLEDライトは、パプリカに広くまんべんなく光を当てられるので、成長が安定します。
わたしのお気に入りパネル型LEDライトは、BRIM(ブリム) さんのPANEL A 植物育成ライト
とにかくコスパ最高!
安心の日本メーカーなので、1年保証つき!(キャンペーン中なら、さらに1年の延長保証もあります)