ペットボトルとスポンジ・種があれば、土がなくても気軽に家庭栽培が始められます。
- 家庭菜園に興味はあるけど虫が苦手・・
- 庭がないし、土いじりは面倒。
- 水耕栽培に興味はあるけど、いきなり高価な栽培キットを買うのもな・・
そんな方におすすめなのが、ペットボトルを使った水耕栽培です。
リーフレタスやサンチュ・大葉・バジルなどの葉物なら、種からでも3〜4週間で収穫できますよ♪
今回は、わたしがやっているペットボトル水耕栽培の作り方と育て方についてご紹介します。
\ペットボトル水耕栽培に必要なもの/
- ペットボトル
- アルミホイル
- ビニールテープ
- アルミシート
- スポンジ
- 容器
- 種
- はさみ・カッター
- トイレットペーパー
水耕栽培は、液肥入りの水で野菜を育てる方法です。
わたしは、いつもハイポニカを使っています。
ペットボトル水耕栽培に必要なもの
- ペットボトル
- アルミホイル
- ビニールテープ
- アルミシート
- スポンジ
- 容器
- 種
- はさみ・カッター
- トイレットペーパー
あると便利なもの
- ピンセット(つまようじ)
- 霧吹き
ペットボトル
500mlや2Lのもの、サイズはなんでもOK!
ご家庭で出たペットボトルの空き容器をご準備ください。
アルミホイル
アルミホイルは、一般的なものでOK!
遮光と苗に光を集める目的に使います。
ビニールテープ
ビニールテープは、カットしたペットボトルの断面でけがをしないように、切った部分の保護に使います。
また、サイズ調整や滑り止めの効果もあります。
アルミシート
遮光の目的で、ペットボトルのカバーとして使います。
水耕栽培は、栄養豊富な液肥入りの水で野菜を育てるため、光が当たると藻が発生しやすくなります。
なので、根っこ部分は遮光しながら育てます。
スポンジ
スポンジは、ネットに入ったタイプがおすすめです。
メラミンスポンジはNG!
メラミンスポンジは、密度が高すぎて根っこが入っていけません。
容器
容器は、育苗のために使います。
豆腐の空き容器やタッパーなど、ご家庭にあるものでOK!
種
育てたい種をご準備ください。
ペットボトル水耕栽培がはじめての方は、ベビーリーフやリーフレタス・サンチュなどの葉物野菜や、大葉やバジルなどのハーブ類がおすすめです。
栽培期間が短く、失敗も少ないです!
栽培に慣れてきたら、トマトやピーマンもペットボトルで育てられます♪
ホームセンターの園芸店や、ネットでもたくさんの種類の種が買えますよ。
ダイソーなら、2袋110円で種が買えます。
\ 気軽に種が買えるダイソー/
はさみ・カッター
ハサミとカッターは、ペットボトルとスポンジを切る時に使います。
けが防止のため、軍手もあると安心ですね。
トイレットペーパー
種の保湿や水やり時に、種が流れてしまうのを防ぎます。
種が隠れる程度でいいので、数センチ程度あれば十分です。
ティッシュペーパーやラップでの代用もOK。
あると便利なもの①ピンセット(つまようじ)
種まき時にあると便利です。
小さな種をまく時は、水で濡らしたつまようじや、ピンセットがある方が種まきしやすいです。
あると便利なもの②霧吹き
発芽までの水やりに便利です。
ペットボトル水耕栽培容器を自作する方法
では、さっそくペットボトル栽培容器の自作方法をご紹介します。
ペットボトルを切る
ペットボトルを切ります。
だいたい、赤線のあたりが切断目安です。
カッターやハサミを使って切ります。
最初にカッターで切り込みを入れると、その後はハサミでも切りやすくなります。
ペットボトルの形状によっては、切る場所を間違えるとうまくいかないことも・・
切り口がガタガタになった場合は、ハサミで少しなめらかに仕上げると安全です。
アルミホイルを巻く
ペットボトルの飲み口側に、アルミホイルを巻きます。
アルミホイルを巻く理由は、苗に光を集めるため。
そして、藻の対策のためです。
ビニールテープを巻く
ペットボトルの切った部分をビニールテープで保護します。
ビニールテープは、ペットボトルの断面でケガをしないためと、滑り止めの効果のために巻きます。
水換えの時などに、ペットボトルの切り口で指をケガすることがないようにビニールテープを巻いておくと安心です。
ペットボトルの切る位置が悪いと、重ねたときうまく重ならないことも・・
多少の差であれば、アルミホイルとビニールテープでカバーできます。
ペットボトルをセットする
ペットボトルの上下を重ね合わせるとペットボトルの栽培容器が完成します。
アルミシートで遮光カバーを作る
100均などで売っている、アルミシートをペットボトルのサイズに切って巻きます。
今回は、ダイソーで購入した、ダニよけアルミ保温シートを使いました。
500mlのペットボトルなら1/3のサイズでちょうどのものができました。
テープを貼って止めます。
2Lのペットボトルは1/2でちょうどの幅でした。
最近は、350mlや600ml・800mlなどの中途半端なサイズのペットボトルも多いですよね。
わざわざそれぞれのサイズに合わせて作るのは面倒なので、わたしは、マスキングテープで止めてサイズ調整して使っています。
500mlと2L用を作っておけば、だいたいのペットボトルは使えますよ。
スポンジを切る
スポンジをネットから出して、適当な大きさに切ります。
育てる野菜にもよりますが、わたしは8〜10等分にすることが多いです。
スポンジを水で洗い、スポンジにしっかり水を染み込ませます。
水を入れたら容器に、水を吸わせたスポンジをセットします。
水は、水道水でOKです!
種まき
なので、ピンセットを使うと種まきしやすいです。
ピンセットがない場合は、つまようじに少し水をつけたものを使うといいですよ!
種には、発芽時に光を必要とする(好光性)のものと光を必要としない(嫌光性)のものがあり、嫌光性の種の場合は、スポンジにスリットを入れることもあります。
乾燥防止と、水やり時に種が流れ出ないように、種の上にトイレットペーパーをかぶせます。
トイレットペーパーを使う理由
溶けやすいから。
水やりの過程で、完璧とはいかなくても、ある程度溶けてしまいます。
そして、トイレットペーパーは薄いので、か弱い新芽の力でも抵抗が少なく発芽しやすいからです。
トイレットペーパーを使うのに抵抗がある方は、ティッシュペーパーでもOK。
なので、トイレットペーパーやティッシュ・ラップなどで必ず保湿してあげてください。
保湿しながら発芽を待つ
種まきが済んだら、保湿しながら発芽を待ちます。
好光性の種の場合、光がたっぷり当たる窓辺やLEDライトの下で発芽を待ちます。
嫌光性の種の場合、アルミホイルなどで遮光しながら、光の当たらない場所で育てます。
発芽適温は、育てる種ごとに違うので、パッケージの説明を参考に育ててくださいね!
種が乾燥しないように、霧吹きなどを使ってスポンジが乾かないように常に湿らせた状態を保ちます。
発芽したらペットボトルに移植して液肥入りの水をあげる
発芽して、根っこがある程度伸びてきたら、ペットボトルの栽培容器に移植します。
移植後は、液肥入りの水で育てます。
根っこにも酸素が必要です。
根っこも呼吸をするので、根っこが水にすべて使った状態だと、根腐れを起こしてしまいます。
なので、水は根っこが完全に浸かり切ってしまわないように、数mm〜1cmほど根っこが見えるようにしておきます。
発芽後は、光の下で育てていきます。
木漏れ日程度の光で十分な野菜もいれば、光をガンガン当てないと徒長という状態になってしまう野菜もいます。
なので、育てる野菜にあった環境で育てます。
光が大好きな野菜には、LEDライトがおすすめ!
栄養豊富な液肥入りの水は、光に長時間当てると藻が発生します。
なので、必ず藻の対策をすることを強くおすすめします!!
アルミシートで作った遮光カバーは必ずつけるようにしてください!
毎日のお世話
水換えの理想は、毎日!
水は、継ぎ足しではなく、全交換が基本です。
そして、水換えのペースは毎日が理想ですが、毎日必ず・・とは、なかなかいきませんよね。忙しくてお世話できない日もあります。
なので、わたしは2〜3日に一度のペースで水換えをしています。
(真夏や湿気の多い時期は別として)2〜3日に一度でも問題なく野菜は育っていますよ。
ただ、最低でも1週間に一度はするようにしてください!
野菜は成長過程によっては、急激に水を必要とする時期があります。
なので、長期間放っておくと、気づけば水が切れて枯れてしまう危険性もあります。
せっかく実った野菜が収穫直前に枯れてしまっては悲しいので、最低でも1週間に一度は水の量を確認・交換してください。
また、長期間水換えをしないと、藻の発生率が高くなってしまいます。
わたしは、ミニトマトを栽培した時に、対策していなかったために藻が大量発生してしまった経験があります。
藻(アオコ)の対策をせずに、藻が大量発生してしまった、ミニトマトのペットボトル栽培の様子↓
藻は『植物の成長に直接的に影響しない』という意見と『根っこが酸素不足になって植物の成長を妨げる』など意見が分かれるようです。
でも、
見た目がよくないのは事実。
できるだけ藻は発生しない方がいいと思うので、水換えは定期的にするようにしてください。
水の交換は2〜3に一回ペースでもOK!
最低でも1週間に一度は全交換すること!!
収穫
待ちに待った収穫です♪
収穫時期は育てる野菜によってそれぞれですが、葉物野菜であれば種まきから3〜4週間で収穫できます。
ベビーリーフやレタスなど、何度も収穫できる葉物野菜もありますが、わたしは2〜3度ほど収穫したら処分するようにしています。
なぜなら、水耕栽培は水で育てるという性質上、うまく管理しないとカビが発生しやすいからです。
特に梅雨時期や湿気の多い夏は要注意!!
長期間の栽培を続けると衛生面での不安があるので、わたしは2〜3度収穫した株は、処分することにしています。
株にはスポンジがついていますが、処分方法は可燃の普通ゴミでOKです。
ペットボトルは洗うと再利用できますが、最低でも3週間ほどは栽培をしていたものなので、わたしは1回の栽培で処分しています。
ペットボトル水耕栽培 おすすめの野菜
初心者の方は、ベビーリーフや大葉・サンチュ・リーフレタスなどの葉物野菜がおすすめです!
比較的少ない光でも育つため、窓辺などの室内の日当たりのいい場所で育てられます。
種まきから3〜4週間ほどで1回目の収穫ができます。
そして、複数回収穫できるので、長く楽しめます♪
【ペットボトルで自作の水耕栽培】まとめ
ペットボトル水耕栽培に必要なのもの
- ペットボトル
- アルミホイル
- ビニールテープ
- アルミシート
- スポンジ
- 容器
- 種
- はさみ・カッター
- トイレットペーパー
ペットボトル栽培なら、土を家の中に持ち込む必要がありません。
なので、虫の発生もほぼなく、気軽に家の中で家庭菜園が始められます。
葉物野菜なら、種まきから収穫まで最短3週間!
毎日のお世話も水の交換のみです。
水耕栽培は、発芽後は液肥を混ぜた水で育てます。
水耕栽培用の肥料で人気があるのは、ハイポニカやハイポネックス。
わたしは、ハイポニカを愛用しています。
種はダイソーやネット通販で購入できます。
\ ダイソーなら2袋110円 /